沖縄県北谷の人気スポット「アメリカンビレッジ」の観覧車の老朽化が進み、解体撤去されていたことを、先日ネット記事で知りました。
写真元:「沖縄タイムス」https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/982592
アメリカンビレッジは那覇から北へ車で約1時間、もともとは米軍の基地施設で1981年に全面返還を受けて開発された商業施設で、私のお気に入りの場所でもあります。
アメリカのサンディエゴを思わせるような異国情緒漂う街並の美しさは今でも目に焼き付いたままで、そのランドマーク的存在だった観覧車をもう二度と見れないとなると切ない気持ちになります。
前回訪れたの時の写真で、今日はアメリカンビレッジの思い出を綴りたいと思います。
アメリカンビレッジを知ったきっかけになったのは、2020年に沖縄を自転車で1周した時にさかのぼります。
輪行袋を担いで那覇からバスに乗って嘉手納へ向かう途中に、「美浜アメリカンビレッジ入口」というバス停があって、大雨にもかかわらず二人の若い女性観光客がびしょびしょになってバスに乗り込んできました。
雨でびしょびしょになってても、その二人は楽しそうにアメリカンビレッジの話をしていました。
「へぇ。そんないいところが沖縄にあるんや」
その時の旅はあくまでも自転車で沖縄本島一周でしたので、立ち寄ることはできなかったのですが、翌年にどうしても気になって訪れたというわけです。
(訪問日:2021年5月)
アメリカンビレッジは沖縄本島の西側にあるので夕陽の名所でもあります。
万座毛を観光し、夕陽めがけてレンタカーで北谷(ちゃたん)に向かったのですが、残念ながら夕陽は雲に隠れてしまいました。その代わりに日が沈むと空がだんだんと濃い青色に染まりはじめたのです。
これはブルアワーといって、日没後の数十分だけにみられる自然現象です。
アメリカンビレッジのカラフルなネオンとブルーアワーの空がフォトジェニックな絶景を醸し出します。
「すげぇ!これが沖縄なん?」
誰もが想像する沖縄とはまったく違った景色がそこにはありました。
良き時代のアメリカをモチーフとしたアートやオブジェ。
お洒落な雑貨店やレストランカフェもたくさんあってみるものすべて欲しくなったのを覚えています。
この時の旅で撮った観覧車の写真。残念ながら今はもう見ることができません。
おそらくですが、たぶん観覧車の跡地には、もっと魅力的で私達が驚くような施設が建設されるんだろうと思います。
新たなる「北谷アメリカンビレッジ」が誕生することを期待して、そうなった時にはすぐに訪れようと思っています。