今年も御堂筋にナイトツーリングに出かけた。
目的は冬の風物詩になってる御堂筋イチョウ並木のイルミネーションを背景にバイクの写真を撮りたいがためである。
このイベントは2013年から始まったもので、大阪府外からの来場者も多くすっかり定着した。
エリアごとに色分けされたエリアは煌びやかで、装飾を施した実行委員会の方々には敬意を表する。
行動とは相反するが、このイルミネーションやり方に、ぼくはある疑問を抱いた。
その疑問は、樹木にLEDの電飾コードをぐるぐる巻きつける必要性である。
この時期の昼間に御堂筋のイチョウ並木を見るとこのコードが邪魔で都市景観を台無しにしていると感じる。
落葉して幹だけになっているので、余計なコードが目立つ。
景観に対する配慮がまったくないことに気づいていただけると思う。
御堂筋の銀杏イチョウ並木は大阪市を代表する街路樹で近代都市大阪を象徴する意味でも歴史的価値がある。
大阪にとっての御堂筋の意味合いをもっとアピールできるようなシンプルな考え方にシフトしていかないといけない。
来年はイルミネーションも10年目を迎える。
コードぐるぐる巻きの派手さだけの演出はもういらないだろう。